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2012.1.29
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主は寄り頼む者の盾です



『この神こそ、その道は完全であり、主の言葉は真実です。
主はすべて寄り頼む者の盾です』。(詩篇18篇30節)


 このみ言葉は「神が、信じて寄り頼む者の盾となって守ってく
ださるから、わたしたちがどんなところを通されても何も恐れる
ことがない」ことを歌った詩篇です。そしてこの18篇のト書き
に、「聖歌隊の指揮者によってうたわせた主のしもべダビデの歌、
すなわち主がもろもろのあだの手とサウルの手から救い出された
日にダビデはこの歌の言葉を主にむかって述べて言った」とあり
ます。つまり、ダビデがサウル王の手から救われたときに歌った
詩篇です。ダビデはサウル王から命を狙われ、幾たびも死の危険
に遭遇しました。でも神はその度に「盾」となって守られたので
す。

 ダビデがまだ少年のときに、ペリシテの大勇士ゴリアテを一撃
のもとに倒してイスラエルに勝利をもたらせたために一躍にして
英雄となり「サウルは千を打ち殺し、ダビデは万を打ち殺した」
と国中で歌われたのです。それを聞いた王は、このままでは国は
ダビデのものになると案じ、ダビデの命を奪おうとしたのです。
そこでダビデは国内を転々と逃げ回りましたが、どこへ逃れても
王の手下が追撃して幾たびも命の危険に遭遇しました。しかし神
はその度に「盾」となってダビデを守られたのです。その逃亡生
活はサウル王が死んで30歳で王となるまで十数年間続きました。

 そのときのことを4節以下に述べています。『死の綱は、わた
しを取り巻き、滅びの大水はわたしを襲いました。陰府(よみ)
の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ち向かいました』
とその激しさを物語っています。またサムエル記上23章24節
以下には、マオンの荒野でサウル王に包囲されて絶対絶命の状態
になったときに神が「盾」となって守られたことが書かれていま
す。

 『その時、サウルの所に、ひとりの使者がきて言った、「ペ
リシテびとが国を侵しています。急いできてください」。そこ
でサウルはダビデを追うことをやめて帰り、行ってペリシテび
とに当った。それで人々は、その所を「のがれの岩」と名づけ
た』とあります。このように神がダビデの盾となって守られたの
で、絶体絶命の危機から救われたのです。わたしたちも神を信頼
して行くならどんな危険に遭遇しても盾となって守ってください
ます。詩篇31篇21節には『主はほむべきかな、包囲された町
のようにわたしが囲まれたとき、主は驚くばかりに、いつくしみ
をわたしに示された』とあります。

 次に、創世記15章にもアブラハムの盾となられた記事があり
ます。『これらの事の後、主の言葉が幻のうちにアブラムに臨ん
だ。「アブラムよ、恐れてはならない、わたしはあなたの盾であ
る」』。これはアブラハムがケダラオメルの復讐を恐れていたと
き、神が「わたしが盾となって守るから恐れるな」と臨まれたと
ころです。この話は前章から見ればよくわかります。

 ソドムの町をケダラオメルの連合軍が襲い、その町の多くの者
を捕虜として連行し、またその町の財産をことごとく奪ったので
す。それを聞いたアブラハムは、その町に甥のロトの一族がいた
ので、それを救出するために家の郎党318人を率いて追撃をし
ました。連合軍の数からすれば318人の数なんて相手にならな
い数ですが、相手に勝利の油断があったので奇跡的に勝利をする
ことができ、アブラハムはロトの一族を解放することができたの
です。これはまさしく信仰による奇跡的勝利でした。

 ところが、「ケダラオメルは自尊心の強い王だから、アブラハ
ムのような小族に負けたことを恥じて、復讐をしてくるに違いな
い」という噂が聞こえてきたのでアブラハムは恐れました。あの
ときは相手に油断があったから勝てたが、もし本気になってかか
ってくればアブラハムのような小族は太刀打ちできません。その
ように恐れていたとき、神が「アブラムよ、恐れてはならない。
わたしはあなたの盾である」と臨まれたのです。

 この後、ケダラオメルの連合軍がアブラハムのところを攻めて
きたという記事はありませんから、神はその前に連合軍の侵出を
止められたに違いありません。神が盾となって守られたからです。

 この神は今も信頼する者の盾となってくださいますから、わた
したちも困難や試練に遭遇したときも神を信じていきましょう。
詩篇3篇にも『主よ、わたしに敵する者のいかに多いことでしょ
う。わたしに逆らって立つものが多く、「彼には神の助けがない」
とわたしについて言うものが多いのです。しかし主よ、あなたは
わたしを囲む盾、わが栄え、わたしの頭を、もたげてくださるか
たです』とあります。また箴言30篇5節にも『神の言葉はみな
真実である。神は彼に寄り頼む者の盾である』とあります。
                    (Jan,29,2012)