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2012.7.22
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   ペテロの異邦人伝道
 




 『そこでペテロは口を開いて言った、「神は人をかたよりみな
いかたで、神を敬い義を行う者はどの国民でも受け入れて下さる
ことが、ほんとうによくわかってきました」』。
                   (使徒行伝10章34節)

 このところはペテロが異邦人伝道に導かれたところで、神の普
遍的愛が示されたところです。彼はイエスの十二弟子のひとりで
したが、ペンテコステの日に御霊に満たされてから大胆に主イエ
スの復活を証しをするものに変えられたのです。

 この時代のユダヤ人は人種的偏見をもっており、自分たちは神
から特別に選ばれた「選民」であるという優越感をもつばかりで
なく、異邦人(ユダヤ人以外の外国人)を見下げていました。し
かしペテロは不思議な幻をみて神の御心を知ったのです。

 その幻とは、天から大きな風呂敷のようなものが四隅を吊るさ
れて下りてきたので中を見ると、その中には地上の四つ足や這う
もの、また空の鳥などの生き物が入っていました。そして「それ
らを食え」と天から声がありました。しかし、それらはユダヤ人
たちが汚れたものとして忌み穢うものでしたので、ペテロが「わ
たしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたこ
とはありません」と拒んだところが、「神がきよめたものを、清
くないなどと言ってはならない」と神から声がありました。こん
なことが三度あり、ペテロは全人類を等しく愛する神の普遍的愛
を知ったのです。

 その幻の経験の後、カイザリヤからコルネリオという人の使い
が来て、カイザリヤにきて欲しいとの招きがありました。この人
はユダヤ人ではなく異邦人で、ローマ軍のイタリヤ隊の百卒長で、
異邦人にしては珍しく、神を畏れる敬虔な人でユダヤ人の間でも
評判のいい人でした。そこでペテロはその招きに応じてカイザリ
ヤに赴き伝道をしましたので、イエスの福音が彼らのうちに入り
信じたのです。このことが異邦人伝道に道が開かれることになり
ました。もしペテロが神からの幻を見ていなかったら、素直に従
うことはできなかったでしょう。

 キリスト教は全人類に与えられた福音です。ルカ福音書2章10
節に『見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがた
に伝える。きょう、ダビデの町に、あなたがたのために救い主が
お生まれになった。このかたこそ主なるキリストである』とあり
ますが、これはイエスの降誕のときに御使が伝えたメッセージで
す。つまり救い主イエスの降誕はユダヤ人のためのものだけでは
なく「全人類のための」ものだったのです。神の愛は普遍的な愛
です。人種、生まれ、家柄などによって偏りみたり、差別するも
のではありません。ただ真剣に神を敬い、神を求めるものを顧み
てくださるのです。

 次に、マタイ福音書5章45節に『天の父は、悪い者の上にも良
い者の上にも、太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨
を降らして下さる』とあります。これは「神の公平」を示したも
のです。このような神の愛に対して、人間はあまりにも偏狭です。
自分のこと、自分の利害のことしか考えない自己中心的な存在な
のです。これではしあわせにはなりません。聖霊によって愛の心
をいただいて愛の人に変えられなけれ決してしあわせにはなれま
せん。
                      (July,22,2012)