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2012.11.25
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  耐 震 補 強 工 事 経 過 報 告

 

 

『あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起こさせ、かつ実現
に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだから
である』。                (ピリピ書2章13節)

 まず最初にこのみ言葉でもってこの度の耐震補強工事を導いてく
ださった神の御名をあがめます。これはみな神のご計画とお働きに
よるものであります。山手教会の建物が建設されたのは、1932年
(昭和7年)でありますから、今年でちょうど80年になります。
 この節目の年に耐震補強工事がおこなわれたのは、神のご摂理と
信じております。

 1995年(平成7年)の阪神大震災のとき、教会の近隣の木造の
建物のほとんどが倒壊しましたが、山手教会は神戸市から全壊の
判定を受けながらも、かろうじて倒壊は免れました。そこで復旧
工事をして使っておりましたが、東京からクリスチャンの一級建
築士が来られて建物の耐震診断をしてくれました。その結果、
「この建物が残ったのは奇蹟です。しかし今後、大きな地震がき
たときには危険ですから、10年間のうちに建て替えることを検討
してください」とアドバイスをしてくれました。

 そこで、皆さんと相談をして新会堂建設のために募金をはじめ
ました。一年に4回「会堂建築献金」の袋を出して無記名の献金
でしたが、皆さんもよく励んで献げてくださいましたので、15年
間に献金額も7千万円になりました。しかし新会堂を建設するた
めの金額にはほど遠く、東南海地震の近いことを心配してなるべ
く早く新会堂を建設をする必要に迫られ、役員会で相談した結果、
この教会堂を耐震補強をしてはという結論に達しました。

 そこで、ある兄弟がインターネットで検索をして、教会に比較
的に近い設計事務所を見つけましたので、だれの紹介もなくいき
なりお願いをしましたら、早速に来てくださいました。あとで分
かったことですが、この設計事務所はこれまでキリスト教会関係
の耐震補強工事をたくさん手掛けておられたのです。そこで神の
御旨と信じて設計をお願いしました。

 設計事務所は何度も調査をして設計図を作るのに一年半ほど
かかりましたが、今年の春に出来上がりました。そして工事業者
を三社選んで入札をしてもらい、そのなかからわたしたちが妥当
とする一社を選びました。そして請け負い契約を結んで工事が
はじまったのが7月中旬でした。

 それに先立って、工事中の礼拝を守る場所、また教会堂のベン
チをはじめ様々な家具を預けるトランクルームと、仮事務所を借
りる問題がありましたが、皆様の協力を得て不思議なように解決
することができました。

 工事はまず解体工事からはじまりましたが、天井もなく、床も
はがされ、壁もなく、ただ屋根と柱だけという無残な姿になって
いました。「ビフォアアフター」というテレビ番組をご覧になっ
た方は想像できると思いますが、あの綺麗な教会堂がこんなに
無残になったかと思うとショックでした。

 基礎の内側に新しく基礎を作り、新しい柱に取り替えたり、
古い柱に新しい柱を抱き合わせ、筋交いをたくさん入れて見る
からに頑丈な構造となりました。職人さんも毎日十数人が入り
順調に工事が進められましたが、感謝なことに工事中、近隣の
どこからも苦情もなく、工事関係者も驚いていました。

 改築に際していちばん心掛けたのは、なるべくこれまでの
建物の雰囲気を残すことでしたが、設計者もその点を考慮して
くれましたので、どこが変わったのかと思われる方がおられる
ほど、すべてが新しく生まれ変わりました。

 補強工事の費用も8千万円を少し超えると思いますが、工事
を始める前から神様がみんな備えてくださいました。まさしく
「主の山に備えあり」(エホバ・エレ)です。友人から「あな
たの教会が補強工事をはじめるそうだが、一向に募金の趣意書
が来ないがどうなっているのか」と問い合わせがありましたの
で、「工事は既にはじまっています。しかし募金の趣意書はど
こにも出していません。全部自己資金でします」と返事をしま
した。「そんなこと出来るのか」と心配してくれましたが、
「自分の教会員にも新しく献金を依頼していません」と答えま
した。このように神は補強工事を計画する前から必要な費用は
全部備えていてくださったのです。

 この度の補強工事は、前掲のみ言葉のように、わたしたちが
考える前から神様が計画して、そして神様がすべてを押し進め
てくださったのです。その証拠に四ヵ月の工事の期間中なにひ
とつトラブルもなく守られました。あるときなど工事の関係で
夜中の11時頃まで工事が行われたこともあり、はらはらしてい
ましたが、どこからも苦情がありませんでした。

 新会堂を記念してステンドグラスの第一人者、三浦啓子さん
に制作を依頼して、題「よろこびの日」(キリストの再臨の日)
を制作していただき、礼拝堂の正面に飾っています。これから
の山手教会は、建物が新しくなったと同時に、霊的にも新しく
生まれ変わり、これまで以上に恵まれた教会となるようにと祈
っています。              (Nov.25.2012)