聖名と御宝血を崇めます。
肥えた子牛を引いてきてほふりなさい。食べて楽しもうではないか。このむすこが死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから」
(ルカ福音書15章22,24節)
イエス様が語られた例え話にある弟息子のように、1人の青年が「自分のものを全部とりまとめて遠い所へ行き、そこで放蕩に身を持ちくずして」(ルカ福音書15章13節)無謀な生活の中で金銭を使い果たしました。薬物とアルコールに溺れ、彼は抜け殻のようになってしまったのです。その時、深く沈み込んだ中で、彼はこんな生活ではなく、より良い方法があるはずだと思いました。
10年程前の曇ったある土曜日、教会の前に彼は座っていました。「匿名の薬物依存症者たちの集まり」が始まるのを待ってたのですが、早く到着したので、彼1人しかいませんでした。まもなく、1台の車が教会の駐車場に入ってきて、牧師のために用意されている場所に車を止めました。彼は、その人に自分の話をしました。牧師は注意深く話を聞いて、放蕩息子について説教することになっている翌日の日曜日の礼拝に彼を招いてくれました。彼は、その時、礼拝に出席しなければならないと、心の中で強く思いました。
翌日の日曜日、彼は教会の1番前の席に座ったので、牧師が彼に直接語っているように感じました。1時間の内に、彼は決してもう浪費の日々を送るまいと思いました。
それから10年、彼は比較にならないほど祝福されています。彼は放蕩息子でした。でも、神様は愛をもって彼を受け容れてくださり、祝福していてくださっています。
聖書には、何回も「神に帰れ、主は豊かにゆるしを与えられる」と語り掛けています。主のもとにこそ、回復と祝福の道が開かれています。主に帰りましょう。
2024年4月28日 山手教会牧師 竹内紹一郎
2024年4月28日
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